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あの青い作業着を脱ぎ捨てて。

アニメ・漫画・小説・ゲーム等のフィクション作品の感想をゆるく綴ります。

【感想】『電気サーカス』唐辺葉介

電気サーカス作者: 唐辺葉介出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2013/11/21メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る『Carnival』『SWAN SONG』『キラ☆キラ』等のエロゲーでおなじみ(?)の瀬戸口廉也氏の自伝的小…

【感想】『夕子ちゃんの近道』長嶋有

夕子ちゃんの近道 (講談社文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/07/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る人生の止まり木のような一瞬。アンティーク店・「フラココ屋」で居候兼アルバイトをしている「僕」を通して語られる、周…

【感想】『ビニール傘』岸政彦

ビニール傘作者: 岸政彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/01/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る社会学者として活躍する著者の小説デビュー作。社会学者としては、社会的・経済的弱者に焦点をあてた「生活史」なるものをメインに活動…

【感想】『トロフィーワイフ』舞城王太郎

群像 2016年 12 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/11/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 群像12月号に掲載されていた本作。中篇。語り手・扉子の姉で完璧超人の棚子が、突然銀行員の夫と離縁し、福井の友人の家に転がり込んで…

【感想】『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上春樹

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上巻 (新潮文庫 む 5-4) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2010/04/08 メディア: ペーパーバック 購入: 8人 クリック: 25回 この商品を含むブログ (60件) を見る 世界の終りとハードボイルド・ワ…

【感想】『ワイルドフラワーの見えない一年』松田青子

ワイルドフラワーの見えない一年 作者: 松田青子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/08/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 一般社会における同調圧力や未だに確固として存在する男尊女卑的慣行、あるいはアイデンティティの…

GWにだらだら語りたい作品3選【小説編】

GWはどこにも行かずに来る労働の日々に備える所存である。 せっかく時間が有り余っているし、もう直ぐ生誕四半世紀ということで、ここらで人生振り返ったろ、と思い立つ。 私の人生、思えば本読んでるかゲームしてるかアニメ見てるかのどれかでしか無い。 と…

【感想】『グローバライズ』木下古栗

グローバライズ 作者: 木下古栗 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/03/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (75件) を見る 木下古栗の作品に、大仰な意味や仕掛けを見出そうとすることはできない。 世に蔓延る「意味至上主義」というか、「…

【感想】『恋愛の解体と北区の滅亡』 前田司郎

恋愛の解体と北区の滅亡作者: 前田司郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/29メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 宇宙人に地球が占領されている!北区では地球人による宇宙人刺殺事件が起き、それに対する宇宙人側の記者会見が始まろうとし…

【感想】『淵の王』舞城王太郎

淵の王作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/05/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (85件) を見る舞城王太郎という作家は、理不尽・悪・恐怖といったものに、愛と勇気を持って立ち向かう人間を主人公に添えることがほとんどだ。短編で…

【感想】『告白』 町田康〜人はなぜ人を殺すのか

ならず者はいかにしてならず者になるのかどんな世の中にも、いつの時代にも、「ならず者」という人々がいる。所謂「社会一般」とそりが合わず、碌に働きもせず、世俗から敬遠されている人々だ。社会一般側の人間たちは、(ある意味「大多数」という数の暴力…

【感想】家屋八景(筒井康隆)〜心象を表現する装置としての七瀬

プチSF×シニカル家族小説筒井康隆作品にあまり触れたことがなかった。アニメから入った「時をかける少女」、なんか話題の「旅のラゴス」、最新作の「モナドの領域」くらいだった。前情報というか、僕が元々持っていた筒井康隆のイメージは、シニカルなSF作家…

【感想】羽田圭介 コンテクスト・オブ・ザ・デッド

「群像」2月号から連載が始まった、羽田圭介のコンテクスト・オブ・ザ・デッド。羽田圭介と言えば、スクラップ・アンド・ビルドで芥川賞を受賞したが、ピース又吉のせいでイマイチ影が薄い…というわけでもなく、結構テレビやらなんやらに出ている。まあ顔も…

【雑記】「百合 おすすめ」でググる毎日

頭の中がお花畑(百合の) 先日、伊藤計劃の『ハーモニー』(ハヤカワ文庫)を読み直した。 『ハーモニー』の原作版が百合であるかは微妙というか、人によって意見が分かれるところだろうけど、女性同士の友達以上の関係は、恋人未満だろうが等価だろうが以…

【感想】バビロンⅠ-女-(野崎まど)

バビロン 1 ―女― (講談社タイガ) 作者: 野崎まど,ざいん 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/10/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (6件) を見る ※ネタバレを含みます。 「斜め上の斜め上」「SFミステリ風チート女」 野崎まど作品の筋は、大体見出…