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あの青い作業着を脱ぎ捨てて。

アニメ・漫画・小説・ゲーム等のフィクション作品の感想をゆるく綴ります。

『傑作のジョーク』バズマザーズ(Album『普通中毒』)

雑記

聴いていると涙が出てくる。

LYRICS | バズマザーズ -Official Web-Site –
歌詞はここで見れる。
PVも。

バンドマンみたいな因果な商売をやってますと、普通への憧憬みたいなもんは尽きません。あまつさえ30代ですしね。

山田亮一が『普通中毒』リリースに際して受けたインタビューの中で、この様に話していた。この気持ちがストレートに現れているのが、この『傑作のジョーク』。お得意のゴリゴリのギターロックではなく、「弾き語りで気持ちよく歌える」ような曲。確かに、最近はこういう曲が増えてきた。「バズマザーズかくあるべき」という固執が良い意味で取れた感じがある。

ぐるぐる回転木馬が廻っている
酔っ払いや、くたびれたあいつを乗せて
それに向かい笑顔で手を振っている自分は赤の他人みたいで、なんとなく寂しい

ぐるぐる回転木馬が廻っている
ロクデナシや傷付いたあの娘を乗せて
今更もうその行列に並べない僕は老いて枯れた様で、たまらなく侘しい

ぐるぐる回転木馬が廻っている
偏見や不条理や忍耐を乗せて
絵空事みたいに歌える自分は何だろう
そのチケットを棄てる度胸もないくせに

嗚呼、回転木馬が廻っている
ありがとうもさよならも届かない場所で
衣食住性眠喜怒哀楽のキラキラが「ここにいるよ」の合図みたいに見えた

「衣食住性眠喜怒哀楽」という普通の生活に「キラキラ」を感じている!酔っ払いやくたびれたアイツ、ロクデナシや傷付いたあの娘と同じ土俵に立てず、それに寂しさ・侘しさを感じつつ、絵空事みたいに歌える舞台に立つチケットは捨てられない。この山田亮一の切実さを聴いていると、涙が出てくるよほんと。