【雑記】今週のこと(2/12〜2/18)
日曜日。出勤。いつもの職場ではなく、年2回しか行かない場所。物凄く辺鄙で、自分の生活圏と微塵も被らないので楽しい。道中のブックオフで、近藤聡乃の『いつものはなし』を発見。即購入。装丁が良い。生活圏の中心である中野のまんだらけに無く、Amazonのマケプレで定価を超えるような価格がついている作品が、場末(失礼)のブックオフで460円。こういう出会いがあるからブックオフも捨てたものではない。
- 作者: 近藤聡乃
- 出版社/メーカー: 青林工藝舎
- 発売日: 2008/09
- メディア: コミック
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通勤時間にチマチマ読み進めてきた長嶋有『夕子ちゃんの近道』を読み終える。長嶋有の日常描写や会話のセンスは何なのだろう。「良い…」としか出てこない私の語彙の無さと洞察力とは対照的。
長嶋有に関してはもやは形式というか小説が纏う雰囲気、流れる空気自体が好きな感があるので、何を読んでも無条件で好みと合致する部分が確実に存在する気がする。あんまり読んだことないけれど。漫画で言えば(私にとってだが)冬目景に近い。どんだけモラトリアムへの憧憬を引き摺っているのかが知れるチョイス。これからしばらくは長嶋有週間。
月曜日。前日に引き続き辺鄙な職場。涼宮ハルヒは野球観戦によって人間の多さに絶望したが、私は(昨日今日と訪れているような)何処にでもある少し寂れた地方商店街にそれを感じる。こんなマイナーな駅(失礼)でもそれなりに賑わっている光景を見ると、それぞれの何気ない生活が思い起こされ、それが日本全国で営まれていると想像すると、何だか途方も無い気分に襲われる。
モラトリアムを引き摺ってしょうがない同期と飲み、理想の不労所得という絵空事を各々夢想する。翌日も出勤という現実は不動。
火曜日。金曜日の夜みたいな月曜日を過ごしてしまったので、心身ともに疲れ果てた状態で労働。
長嶋有『泣かない女はいない』を読む。物流施設に勤めている身としては感じるものがある。
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2007/10
- メディア: 文庫
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水曜日。来月の自分、なんていう自分が一番信用していないモノの力を借り、本・漫画を大量購入。いつ読むのか?いずれ。
『それ町』最終巻を読む。素晴らしい傑作。一番好きな漫画かもしれない。この手の日常モノは、終わった時の喪失感が常だが、『それ町』は特に凄かった。エピローグ、二十歳で小説の賞を受賞した歩鳥がちゃんとシーサイドに入り浸っているようで嬉しい。変わるものと変わらないものがあって、どっちも尊い。日常とミステリSFの塩梅が絶妙でした。同時発売の『廻覧板』も充実。解説読みながら時系列に読み直したい。
それでも町は廻っている 公式ガイドブック廻覧板 (ヤングキングコミックス)
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2017/02/14
- メディア: コミック
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- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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木曜日。心を滅して業務に没頭。セブンイレブンの惣菜パンに嵌る。ハムカツという食べ物が堪らなく好きなのだが、普通のコッペパンにハムカツとからしマヨネーズを挟んだパンを発見した瞬間に購入。ハーモニーもへったくれもなく、雑に美味い。職場共用のミルクキャラメルを食べ尽くして恐縮。森永、ハイチュウといいキャラメルといい、ホント凄い。
金曜日。ノー残業デーが霧散。21:00過ぎに退社。帰りがけに都心のスーパー銭湯へ行く。池辺葵『雑草たちよ大志を抱け』を読む。煌びやかではない女子たちが、学校生活を送る話。煌びやかではないという劣等感はあるが、それを極大化せず等身大のものとして抱えているJKを切り取っている。
雑草たちよ 大志を抱け (フィールコミックスFCswing)
- 作者: 池辺葵
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2017/02/08
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土曜日。炊事洗濯掃除を済ませ、自宅のテレビでゼロックススーパーカップを見る。レオシルバ無双。今年も鹿島は強い。この日の西川や昨年の東口の出来を見る限り、いよいよ我らがレイソルの中村航輔がA代表に呼ばれる日も近いのでは、と思える。来週の開幕が楽しみ。
歯医者へ行く。大きな口が開けられなくてホント申し訳ない。ここ最近継続している心折イベント。
長嶋有『三の隣は五号室』を読み始める。
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2016/06/08
- メディア: 単行本
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何となく仕事に圧殺されている気がした1週間だったけど、意外と漫画とか小説とかを読めているからまだ大丈夫な気がする。